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ファラオラリー速報サイト


by tanayama2006

ゴールしました

◆昨日ラストSSを走り終えて、日本人選手は全員無事ゴールしました! ラストステージを走る前、大テントで朝食を摂っているとジャッキーがやってきて「問題ない?ポディウムであおう」と声をかけてくれました。ちゃんとフィニッシュしたらゼッケンにサインしてくれる?とお願いすると、「もちろん」。

前日のブリーフィングではラストSSはイージーなものとのことでしたが、前半150kmはとにかくダストのひどいふかふかのハーフサンドを延々我慢の走行。その後は締まった路面の土漠地帯を、最高速度でかっ飛ばして200km。目が回りそうなギザの渋滞を抜けてピラミッドの横を通り過ぎて、ようやくジャッキーの待つポディウムへ。壇上でジャッキーと握手を交わし、お祝いの言葉をかけてもらいました。もちろん約束どおりサインも。「ホテルに戻ったらプールへ直行しなさい、いいね?」。

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昨年の忘れ物を、やっと手にすることができました。ついでにいうと僕の乗った625は前のオーナーから数えて4回目でようやく完走。やっと海外ラリー界から引退させてあげられます。

今回、日本人選手の完走率も過去最高のものになりそうです(6人中5人完走)。とくにほとんどストックのままのXR650でワークス勢を脅かす走りを見せた村田さんには本当に驚かされました。しかもガス欠の不安から「抑えざるを得なかった」というから、もし690Rallyなどに乗せたらどうなっていたことやら・・・。

Tさんの早々のリタイヤはとても残念でしたが、来年はHPN2号車による「ファラオ第二章」がはじまるとのこと。「ひとりボクサーズ」への変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。

ポディウムの写真などはのちほど。まずは完走のご報告と、皆様のご声援にお礼を申し上げます。さあ、プールに行くぞ!(Y)

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◆カイロから春木です。いやー、最高の七日間でした。こんなにたくさん砂丘を走るとは思ってもいませんでした。最終日の前半まで本当に気持ち良くスロットルを開けていける砂丘の連続で、ゴールして一日たったいまも目をつぶると砂丘の景色が広がるようです。

前回も書きましたが、思っていうよりもずっとタフなコースでした。フラットに見えるデザートの平原も、マシンを止めるとリムまで埋まるような深いサンドがほとんどで、エンジンに負担がかかるのはもちろんですが、身体にも負担がかかるものでした。ぼくのラリーはおおむね順調でしたが、初めての大きな砂丘の連続で、タイムを詰める走りをするまでに至らなかったのがちょっと残念でした。それと暑さにもずいぶんやられました。

中盤からはすっかり元気なりましたが、初日、二日目には熱中症にやられて、ちょっと今回は無理かなと思ってしまう局面もありました。そんなこともあって、無理せず、しっかりと走り切ることだけを意識していました。だからちょっとリザルトとしてはもうひとつといったところですが、でもその代わりにカメラを持って走っていたので、コース中でしか撮ることのできない写真をたくさんものにすることができました。ビッグタンクマガジン、フリーライドマガジンでたっぷり報告していきたいと思います。

今回は、初日でリタイアしてしまった田中正一さんをはじめ、すばらしい仲間たち、そしてエントリーの手続きから輸送、ラリーサポートまでしっかりとやってくれた日本レーシングマネージメントとそのスタッフのおかげで、最高のラリーを経験できました。応援していただいたみなさんも本当にありがとございました。
by tanayama2006 | 2007-10-08 01:25